「思想運動」904号(2012年12月1日発行)に、「映画『へばの』上映会を終えて」という文章を載せていただきました。
上映会を終えた直後の自分自身の気持ちを書いています。
読んでいただけると、嬉しいです。
※購入方法は以下です。
・「思想運動」904号(2012年12月1日発行)購入希望である旨
・部数
・住所
・氏名
以上を発行元の小川町企画さんへFAXで送信してください。
03-3818-3199(小川町企画・FAX)
料金は、一部250円+送料です。(振替用紙が同封されます)
2012年12月21日金曜日
2012年11月13日火曜日
ありがとうございました。
2012年11月10日(土)、『へばの』唐津上映、終了しました。
至らない点多々あったかと思いますが、足を運んでいただいた皆さん、本当にありがとうございました。
観に来ていただいた方々、監督の木村さん、プロデューサーの桑原さん、登壇をお願いした小野さん、遠方からもかけつけてくれた知人・友人、丁寧に仕事をしていただいた機材業者の方、会場の担当者の方、当日の手伝いを引き受けてくれた大学の後輩。
当日は、本当に皆さんのおかげで上映会を終えることができました。
そして上映当日に来てくれた方々だけでなく、上映会に向けての長い時間、もっともっと沢山、目に見えないところで、当日来てくれた人達と同じように、もしかしたらそれ以上に、力を貸してくれた人たち。
製作者やゲストと繋いでくださった方々。
チラシの制作を快く引き受けて、何週間も全力で取り組んでかっこいいものを差し出してくれた方。
面識がない人間からのそれも自分には利益を生まない連絡にも、丁寧に情報や励ましの言葉を返してくださった方。
チラシの配布・設置を引き受けてくれた方々、そして置いてくださったお店の方々。
チラシの配布・設置を引き受けてくれた方々、そして置いてくださったお店の方々。
Web上で告知をしてくれた方々。
何箇所も何箇所もすすんでチラシを配ってくれ、自分の大切な友人・知人にこの上映会のことを知らせ、メールを使わない方の前売り申し込みを私の代わりに受けてくださった方。
遠方にいるので自分は行けないけれど、と地元の大切な友人たちにチラシに手紙を添えてこの上映会のことを知らせてくれていた方。
上映会に向けての話を聞き、励ましてくださった方々。
私の書いた文章を真剣に読み、意見をくれた方々。
本当に迷ったときに、的確な意見をまっすぐにくれた方。
私の気付かないところで助けてくれていた方々。
今回の上映会は、一人でやらざるをえないものでした。
でも、一人の力では無理でした。
今回の上映会に関わっていただいた皆さん、本当にありがとうございました。
上映会の詳細に関してはまた後日、まとめたいと思います。
取り急ぎ、無事上映会を終えたことを、ご報告いたします。
吉田晶子
2012年10月8日月曜日
WEB情報
WEB上で『へばの』唐津上映をご紹介いただいています。
『へばの』公式HPトップページに、情報を掲載していただいています。
http://teamjudas.lomo.jp/
『へばの』監督である木村文洋さんのブログにも情報を掲載していただいています。
http://ameblo.jp/bunyokimura2009/
2009年、『へばの』が初めて九州で上映された福岡KBCシネマ「漆黒紀州映画祭」登壇者であり、今回の唐津上映でも登壇をお願いしている小野俊彦さんのブログでも、力強い文章とともに紹介していただいています。
http://blog.livedoor.jp/hesalkun/
「岡山人民映画会」の「批評集」に、私が書いた「ここから何が見えるか」という文章を掲載していただきました。
『へばの』のことも書いています。
読んでくださると嬉しいです。
「岡山人民映画会」は、私が今回の上映を開催するにあたって大きなきっかけを作ってくれた重要な映画会です。
「批評集」には、『へばの』プロデューサーの桑原広考さんが書かれた「大バカ野郎たちの出発」(『へばの』パンフレットに収録)や小野俊彦さんの映画評なども掲載されています。
http://jinmin2011.movie.coocan.jp/
『へばの』公式HPトップページに、情報を掲載していただいています。
http://teamjudas.lomo.jp/
『へばの』監督である木村文洋さんのブログにも情報を掲載していただいています。
http://ameblo.jp/bunyokimura2009/
2009年、『へばの』が初めて九州で上映された福岡KBCシネマ「漆黒紀州映画祭」登壇者であり、今回の唐津上映でも登壇をお願いしている小野俊彦さんのブログでも、力強い文章とともに紹介していただいています。
http://blog.livedoor.jp/hesalkun/
「岡山人民映画会」の「批評集」に、私が書いた「ここから何が見えるか」という文章を掲載していただきました。
『へばの』のことも書いています。
読んでくださると嬉しいです。
「岡山人民映画会」は、私が今回の上映を開催するにあたって大きなきっかけを作ってくれた重要な映画会です。
「批評集」には、『へばの』プロデューサーの桑原広考さんが書かれた「大バカ野郎たちの出発」(『へばの』パンフレットに収録)や小野俊彦さんの映画評なども掲載されています。
http://jinmin2011.movie.coocan.jp/
2012年10月4日木曜日
『へばの』上映会に向けて
上映会まで、もうすぐ一ヶ月になった。
この「『へばの』上映会に向けて」は、本上映会の企画書として今年の五月に書き終えた。
同時に、私が今回の上映会を自らのものとして始めるために、書く必要があった。
私がこの文章を書いてから、五ヶ月が経とうとしている。
『へばの』上映会に向けて
佐賀県唐津市は、原子力発電所を有する玄海町に隣接する。
「原発が近くにあるから、原発を扱った映画をやる。」
上映の理由になるのだろうか。
だが、それだけではやれないと思った。
なぜ「原発を扱った映画のどれか」ではなく、『へばの』なのか。
それを考えていた。
原発が身近にある不安から、反原発を訴えるためなのか。
しかしそれは、今の自分の状況と乖離している、嘘をつきすぎているように思った。
漫然と原発の恩恵に与り続けている人間がやることなのかと思った。
また反原発を訴えることが目的ならば、放射能の危険性を具体的に示したドキュメンタリーではなくなぜ『へばの』なのか。
「原発の問題は抜きにしても、ただ面白い映画だから、多くの人に観て欲しい」
いっそそれだけでいいのだろうか。
だが、『へばの』と唐津市を結びつける原子力発電所は現にそこにあるではないか。
なぜ『へばの』なのかを考えていたとき、上映可能な場所を見つけた。
その会場は「大手口センタービル」という、九州電力から5億の寄付を受けている再開発ビルに入っていた。
九電の寄付で賄われているビルで『へばの』をやるのは果たしてどうなのかと考えた。
しかし「どうなのか」じゃなく、そこでやるべきだろうと思った。
普段原発の金にどっぷりと浸かった生活をしている人間が、上映会だけそこを避けて何になるというのか、と思った。
そのとき、『へばの』上映会を実行に移そうと決めた。
昔も今も原発の恩恵を受けている土地で自分の生活だけをやっている人間が、どのように問題と対峙していくのか。
何もできていない、だからしょうがないと開き直り現状に居直ることはしたくない。
また、「私に原発について語る資格があるのか」という自問は、敵を作らないために明確な立ち位置を避ける言い訳にもなり得る。
問題を回避するための自問のポーズではなく、自分自身がどのような人間として問題に向かうことができるかを始める問いにすべきだ。
そこで上映する映画は『へばの』であると思った。
『へばの』の、青森・六ヶ所村の風景は私自身も含めた九州に住む人間の多くにとって、異質だろうと思う。
あんなにも分厚く覆う雪は、普段の生活では見ない。
交わされる言葉の響きも耳にすることがない。
初めて見たときは特に、聞き取ることができない台詞がいくつもあった。
それを人と話したときに、その危うさが作品の力の一つではないかと言われ、ああ、そうだ、と思った。
こちら側に安易にすり寄り、ひとつになろうとはしない。
なぜ『へばの』を上映するのか。
六ヶ所村で問題に直面した人々が描かれる。
彼らの苦しみを、物語を通して自分のものとして捉えなおす。
そう言ってしまえそうな気がするが、それだけでは終わらせてくれないものがある。
問題がある。
痛みが与えられ、それが他人事ではないと気付く。
自分や自分に近しい人が被害者になり得るから、考える。
それでいいのか。
映画に限らず、見る側を被害者に感情移入させ涙させる作品がある。
感情が煽られる。
だが、自身の痛みに涙し感情が一瞬昂ぶることで、何が残るのか。
被害者の立場にならなければ、問題を見ようとしないのか。
終盤、「恋の予感」が流れるシーンがある。
物語のBGMではなく、紀美が車で聞いている歌にしか聞こえなかった。
うっとりとした気持ちにはなれなかった。
だからいいと思った。
見る者を簡単に彼女に成り代わらせない。
痛みを共有できるような気がする、だがそれをためらわせるようなものがある。寄り添えるような、突き放されるような、違和感を抱きながら彼女を見つめる。
終わりに、こちらの視線に気づいたかのようにこちらをじっと見る彼女の目がある。
私は彼女になり得る、しかし、彼女ではない。
自分の視点をただ受難の側に据え付けられない。
私は、都市の雑踏の中にいる一人にもなり得るはずだ。
そして、描かれるのは問題に直面した痛みだけでない。
一人の人間として自らの答えを示す姿がある。
それは彼・彼女のものだ。
私のものではない。
だが、自身の答えを示す時は見る側にも形を変えて訪れるはずだ。
『へばの』を上映する際、どのような姿勢で臨むのか。
問題を考えるとき、自分の立場を既存のものに全て委ねてしまえば、何か重要なものが確実に抜け落ちる。
自分のいる場所から考えなければいけないと思う。
『へばの』はそれをさせる映画だと思った。
だからこそ、「原発問題を扱った映画のどれか」ではなく、『へばの』だ。
今回の上映を通して、できる限り、多くの人に見てもらいたいと思う。
唐津市と玄海町に住んでいる人だけでなく、周囲の佐賀市、福岡の人たち。それ以外の人たちも。
『へばの』を見た一人一人の中で、どのようなものが生まれるのか。
各々が得るのは一瞬の高揚だけではないと予感する。
2012年9月24日月曜日
チラシ配布・設置(福岡)
9月23日(日)「さよなら原発福岡集会」冷泉公園でチラシを配布しました。
受け取ってくださった皆様、どうもありがとうございました。
新たに二箇所、設置をお願いしました。
冷泉荘(http://www.reizensou.com/)
konya gallery(http://konya2023.travelers-project.info/konya-gallery/)
※konya galleryでは、10月6日(土)に、『へばの』の主題歌をつとめた北村早樹子さんが出演されるイベントがあるそうです。
(http://cinemanomad.info/archives/286)
受け取ってくださった皆様、どうもありがとうございました。
新たに二箇所、設置をお願いしました。
冷泉荘(http://www.reizensou.com/)
konya gallery(http://konya2023.travelers-project.info/konya-gallery/)
※konya galleryでは、10月6日(土)に、『へばの』の主題歌をつとめた北村早樹子さんが出演されるイベントがあるそうです。
(http://cinemanomad.info/archives/286)
2012年9月11日火曜日
チラシ設置場所について
9月9日(日)、上映会チラシを福岡インディペンデント映画祭(http://www.fidff.com/)、KBCシネマ(http://www.h6.dion.ne.jp/~kbccine/)に置かせてもらいました。
見かけたら、ぜひ手にとってみてください。
見かけたら、ぜひ手にとってみてください。
2012年9月8日土曜日
『へばの』唐津上映会概要
『へばの』(2008年/日本映画/カラー/81分)
公式HP http://teamjudas.lomo.jp/
場所:唐津市民交流プラザ(大手口センタービル3階)
日時:2012年11月10日(土) ①13:00~/②16:00~
※②上映後にアフタートークあり。①でご来場の方もチケットの半券を提示していただければご入場できます。
料金:前売り1000円、当日1200円
お問い合わせ・前売り券のご予約はhebano.karatsu@gmail.comにお願いします。
ご予約の場合、「ご希望の時間・枚数・氏名(振り仮名もお願いします)・メールアドレス」を書いてお送りください。
返信をもって予約完了とさせていただきます。
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